「転生の追憶」35話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

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「転生の追憶」35話 

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チムサッチャイの雑踏から車で十五分ほど。入り江の小さな漁港は、レイユームーンと呼ばれ、海鮮レストランと鮮魚店が居並び、香港人の食通で賑わっていた。

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宮脇とリーを先頭に、美恵と志津絵が後に続き、鮮魚店とレストランの家並を奥へと進んだ。

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リーは鮮魚店で大シャコや活海老、トコブシやロブスターを指差し、慣れた口調で調理方法をレストランのウエイターに告げた。

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レストランのテーブルに着くや否や、志津絵は顔色の悪い美恵を気遣う様子もなく、敵将の首を上げたかのような興奮振りで、宮脇とリーを労った。「まずは乾杯っ!ご協力に心より感謝しま~す」

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一方の美恵は、志津絵の話も上の空といった様子で項垂れてばかり。

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折角の海鮮料理に、箸を付ける気力さえ失っている。

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宮脇も志津絵の興奮振りに相槌こそは打つものの、何度も心配そうに美恵へと視線を投げかけた。

レイユームーンでの食事を終えると、リーは宮脇と美恵に気遣い、浮かれ調子のままの志津絵を伴って、チムサッチャイのスコティッシュバーで呑み直そうと連れ出していった。

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別れ際、宮脇に意味深なウィンクを一つ送りながら。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「転生の追憶」35話」への4件のフィードバック

  1. 今日は かなり寒かったです。
    12月中旬の寒さだとか。
    高山では 雪が舞ってましたね。
    誕生月で秋が深まるこの時期 秋風や色付いた風景やしっとりとした夜になっていくのが好きなのに いきなり冬〜!って感じで 寂しさを感じたりして…。
    来週は また少しは暖かくなって秋を感じる事が出来るのかな?
    もう少し秋を感じていたい私です♡

    1. 夢ちゃんと誕生日がほぼ同じなぼくも、晩秋が好きで好きでなりません。
      人間って、自分が生まれた季節が一番好きなんだとか。
      どなたかに聞いたのか、何かで読んだのか?
      そんなことはどっちでもいいですが、やっぱり自分がこの世に生まれた季節が、どうにも好きでなりません。

      1. そうなんですね。
        自分が生まれた季節が一番好きって
        なんだか妙に納得しています。

        1. この世に生を受けて初めて吸い込んだ空気の温度や湿度を、体が記憶しているのかも?

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