「転生の追憶」30話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

home | みんなのラジオ局 FMわっち (fm-watch.jp)

FMわっち 視聴 | JPradio.jp

次回の「オカダミノル ほろ酔いLive」は、来春の開催となります!


「転生の追憶」30話

◆   ◆   ◆

龍之介と玲華の出かけた隙に、志津絵はデジカメを片手に、スゥイートルームのリビングに潜り込んだ。

参考

この後に繰り広げられるであろう、復讐劇を想像し得体の知れぬ快感に浸りながら。

◆   ◆   ◆

「お口に合いましたか?香港一の広東料理の味は」リーは糊のきいた白いナプキンで、唇を拭いながら龍之介に尋ねた。

写真は参考

「ええ、そりゃあ勿論」

「○○○…(いゃあ、俺も本当今日まで生きてて良かったよ)…○○○」

「トンさんは、お逢い出来たことで、香港と日本の関係が益々深まることを期待していますと、仰っておいでです」リーに促されるように、トンと龍之介が握手を交わした。

「そうそう、後程お部屋の方に私からのお祝いの品を持って、セクレタリーがお届けに伺いますので、どうぞお楽しみに」

「いやっ、そんな。そこまでしていただいては」龍之介は社交辞令さながらの軽口で、恐縮そうな素振りを見せた。

参考

「きっとお気に召すと思いますから」

参考

福臨門での会食を終え、インターコンチネンタルホテルにリムジンを向かわせながら、リーは意味ありげな笑みを洩らした。


このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「転生の追憶」30話」への4件のフィードバック

  1. 昨日は、各務ヶ原航空自衛隊の「航空祭」でしたが
    なんか?
    風向きのせいか?
    いつもなら、飛行機のごう音で、うるさいくらいで
    空を見上げれば多少見られたのに・・
    今年は全く静かで・・
    観られなかった、残念 ❢

    1. なんかニュースでやってましたねぇ。
      随分と盛り上がっていたようですよねぇ。

  2. 1枚目の写真を見て 思い出した事が。
    高校生の頃 学年全員でホテルに行き 洋食のマナーを学んだ事があります。
    ナプキンの使い方・ナイフやフォークの使い方や使う順番・スープの飲み方やスープが少なくなった時のお皿の傾け方・フィンガーボールの使い方など。
    バナナもナイフとフォークで食べたんですよ(笑)
    多分 昔から行われてたんだと思います。女子校だったからかなぁ?
    緊張しながら食べてたので 何を食べたのか全く覚えてません。
    唯一 首を傾げながらバナナを食べた事だけ鮮明に覚えてます( ◠‿◠ )
    あれから約40年 私は やっぱりお箸がいいなぁ〜♡

    ps. 急に寒さが増してきましたね。
    体調を崩さないよう くれぐれも気を付けて下さいね!

    1. グローバルスタンダードに準じた、テーブルマナーのプロトコール講習って、昔は結構厳かに学ばれたようですよねぇ。
      大人になるための一つの通過儀礼の様に。
      でもそれは、海外に於いて極めてオフィシャルな会食とかの時のものであって、民間人向けのカジュアルなレストランとかで、そんなにガチゴチのテーブルマナーを守っていると、逆に周りから浮いてしまって変な目で見られちゃいますから、外交官でもない以上、あまり役に立たないかも知れませんよねぇ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です