「転生の追憶」11話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

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次回の「オカダミノル ほろ酔いLive」は、来春の開催となります!

「転生の追憶」11話

ポーターが龍之介と玲華を伴い、エレベーターホールへとやってきた。二人はソファーで、縮こまったまま息を凝らす。

荘厳な到着音が鳴り響き、エレベーターが開いた。中からロングヘアーのホンコンナーらしきスレンダー美女が飛び出し、ポーターとぶつかった。

写真は参考

「メイフォアン」エレベーターホールの片隅から突然現われた男が、女の名を叫びながら美女を追って駆け出した。

見覚えのあるスーツとその声。美恵の心臓は、一瞬キュンと小さな悲鳴を上げた。呆然とする美恵。

エレベーターの扉が閉まる瞬間まで、志津絵はソファに身を沈めたまま玲華を盗み見ながら、満面に一人勝ち誇った笑顔をたたえた。

table trip

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「転生の追憶」11話」への6件のフィードバック

  1. エレベーター・・
    以前、東京スカイツリーへ行った時に
    エレベーターでアッと言う間に揺れる事無く展望階に
    日本の技術は凄い ❢と思った。
    けど、それよりも凄かったのが
    エレベーターガールの方
    思わずウットリ、
    もっと長く月へ行くぐらい乗って居たかった。

    1. そうですかぁ!
      ぼくはまだ東京スカイツリーを昇ったことがありません。
      せいぜい遠くから眺めたくらいです。
      きっとわざわざ昇りには行かないんだろうなぁ。

  2. 何か今までのオカダさんの作品とは違った感じで読んでいます。面白い!

  3. 先日 74歳の義理の姉とランチをして来ました。
    本来 よく外出をする姉だったのに コロナ禍となり なるべく人と会わないように…と 最低限の外出しかしなくなり 去年 少し体調を崩した事も重なり 益々家に籠るようになってました。
    時々LINEで連絡を取り合ってたものの 無理強いは出来ないので 姉からの発信を待つ状況が続いてた矢先 「 ランチしようか⁈ 」と。
    久々に会った姉は ほんの少し小柄になってたけど 以前と変わらず しっかりとした姉でした。
    よく食べて たくさんお喋りをして 少しは発散出来たかなぁ〜と思いながらも 私にとっても楽しい時間になりました( ◠‿◠ )。
    途中「 な〜んか楽しい事ないかなぁ〜? 」と呟いたので 「え?私 今 楽しいよ! 」と返すと 「 あっ!そうだね! 」と笑ってました。
    心と身体が 同時に前を向くって なかなか難しい事だけど 姉がちょっとでも笑ってくれたら…と。
    今度は 私から「 ◯◯食べた〜い」って おねだりしようと思ってます。(笑)

    1. おねだり出来る関係って、それはそれでとってもいいものですねーっ。
      羨ましい関係ですよ!

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