「なごや『大須下町探偵社』」第77話

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「なごや『大須下町探偵社』」第77話

72 「サンパウロ」店先から店内    

写真は参考

     店内では、カルロスがエミリーに怒鳴られながらも、忙しそうに立ち回

     っている。

     冬美が拳太とつぼみに見送られ、店を後にして行く。

73 大須身代わり不動                             

写真は参考

     みたらし団子を頬ばりながら歩く拳太と、報告書を小脇に抱えたつぼ

     み。

参考

つぼみ 「(小声で)しかしよくもまあ、あんな口から出任せを、その場でペラペラ

     思い付くもんだこと」

     つぼみの脇から報告書を取り上げる拳太。

拳 太 「(すっかり聞こえている様子)カルロスのお陰さ!」

つぼみ 「本当にあれでよかったんでしょうか?

     報告書も渡さなかったから、売り上げ減っちゃったし・・・」

拳 太 「初恋の相手が、最後の恋の相手だったなんて・・・。

     20年も回り道してたってことか・・・。

     でもな、つぼみ。何も真実だけが、いつも人を幸せに出来るとは、限ら

     ないってことさ」

     そう言いながら報告書を、身代わり不動の賽銭箱に投げ入れ、両手を合

     わせる拳太。

写真は参考

つぼみ 「あああああっ!私の初めて書いた報告書!」

     拳太に釣られて両手を合わせるつぼみ。

table trip

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「なごや『大須下町探偵社』」第77話」への2件のフィードバック

  1. 『 真実だけが いつも人を幸せに出来るとは限らない 』
    なんだか心に刺さります。
    でもそうなんですよね。
    年齢を重ねる毎に実感しています。
    嘘も方便じゃないけど 時として真実ではない言い方をしなきゃいけない場合もあるのかと。
    それによって 本人や周りに不安が生じることなく済むのかも知れない。

    1. 確かに真実を突き止めたばかりに、知らなきゃよかったものまで、脆くも崩れさっちゃうことって、正直あるものですよねぇ。
      嘘もピンキリですから、人を陥れるような嘘じゃなかったら、多少は神様もお目こぼしくださるかも知れませんよねぇ。

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