「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)

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まずはぼくの楽曲「花筏」をお聴きいただきつつ、物語の世界をお訪ねいただければこの上なく幸せです。
「ギヤマンの欠片(かけら)」No.47(最終話)
「口ばかりが達者で、すぐに人の顔色を伺い何かと諂う。ひとたび出世のためとあらば、憚りなく何人をも平気で欺く。少なくとも七年前は、そんな輩ばかりだったではないか。何かと言えば、当時の重臣どもは、『左様な前例はござりませぬ』『いかに藩校で成績優秀と言えど、家柄も家格も下級の者を、そのような要職に抜擢させるなど以ての外』と、こればかりであったではないか。故に余は、亡き父の四十九日の法要を済ませると、すぐさま烏帽子親をそちの親父殿である爺と定めた。そして元服を終え、亡き父上の家督を受け継ぎ、将軍家より正式に七代藩主を安堵された。なにゆえそれほど、余が事を急いたかは、そちには十分わかっておろう。藩主急死に伴う藩存亡の危機にありながらも、旧態然とした重臣どもは己の保身ばかり。まったく領民の暮らしを慮ろうとする者など、唯の一人もおらなかったではないか。だから何よりもまず、藩内部の人心を一新し、領民のためとなる藩政改革が急務であると決意した。何より定安、そちが一番余の側で、支えてくれておったのだから、今更言うまでもあるまいか。今宵はいささか、酔うたのやも知れぬ」
「殿、夜風はお体にさわりますよ」
いつの間にか藤が、侍女を連れてやって来ていた。

藤が喜八郎の肩に、そっと羽織を掛けた。

「わたくしの欠片合わせは、精々が土器やギヤマン相手のこと。しかし、人心の欠片合わせともなりますと、もはや殿の右に出る者などおりますまい」

月明かりに浮んだ城内の桜雲橋。橋の下に広がる淡い桜の花筏。伊那谷を緩やかに渡る、春の穏やかな風を受け、いつまでも揺蕩っていた。
完
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とうとう最終回…
ありがとうございました。
登場人物それぞれの優しさ そして 思いやりが溢れる物語だったような気がします。
最終回の場面や風景に 『 花筏 』の曲が流れてきたら ピッタリですよ!
そんな過大評価なんて、やっぱり照れちゃいますねぇ!
それよりもなによりも、最終話までお目通しいただけただけで、書き手冥利に尽きた気分がいたします。
ありがとうございました。
明日からの新シリーズも、ぜひともお付き合い下さいねぅ~っ!
今 テレビ中継で 四年ぶりの 隅田川花火大会を見させていただきました (✿ ♡‿♡)
花火師さんも若い人に代わり 今までとはちょっと違う モダンな花火が優秀作品賞に選ばれていました 。(✷‿✷)。
オカダさんも来年の夏は 飛騨市の街中を浴衣で散策 な〜んて (◠‿・)—☆
昨夜は 花金 (死語?)
岐阜駅周辺でも 久しぶりに浴衣姿の女子が ちらほら 待ち合わせの方々が手を振り『久しぶり〜』って感じで 呑み会かな?
世の中がコロナ禍前に元りつつあるのを実感しました ♥
が 私 まだ まだ マスク生活ですね
(。◕o◕。)
明日からの 新シリーズも 楽しみです✨
ぎふ長良川花火大会も、いよいよ11日に4年ぶりの開催とか!
楽しみですねーっ!
コロナが身近になったってことなんでしょうが、ぼくもマスクしっかりしてますよ。
コロナになった方を見ていると、治ってからも咳が続いたりと、人によっては長引く方もおいでのようですので、ぼくも番組の中で咳き込んじゃあいけませんから、ただただマスクで自己防衛ですねーっ。