「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」7月4日(火)からFM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まります‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)

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まずはぼくの楽曲「花筏」をお聴きいただきつつ、物語の世界をお訪ねいただければこの上なく幸せです。
「ギヤマンの欠片(かけら)」No.12
「こ、これは!」
志乃は、純白の絹織物の上に広がる、バラバラに砕け散ったギヤマンを見詰め、思わず息を潜めた。
傍らのお藤は、身を乗り出すように、西日を浴び様々な色の光を放つ、ギヤマンの美しさに、魅入られた様に呆然と眺めている。

二人にとっては、それが初めて目にするギヤマンだった。
怪しく艶めく光が、お藤の顔に照り返り、煌めいている。
「私は深川の船宿、信濃屋の番頭で惣兵衛と申します。こちらは喜八郎お坊ちゃまで、これは手代の定安にございます。当家にとってこのギヤマンは、初代が遺された家宝でござりました。何とか金接ぎで、元通りとまでは行かぬまでも、元の姿に近付けては、もらえませぬか」

様々な色の光を放つギヤマンの欠片を、お藤は愛おしそうに手に取り、無言のまま語りかけているかのようだ。
「こんな大層な代物を、お預かりしましても…。それにここまで砕けちまっちゃあ、とてもあたしの手には、負えそうにゃありませんって」
志乃はギヤマンの欠片を見詰めたまま、重い溜め息を吐いた。
「たとえ御代がいかほどになろうが、仕上がりまで、どれだけの時を要したとしても。何とかそこを曲げて、お引き受け下さらぬか」
惣兵衛は、志乃の正面へとにじり寄り、今にも額を畳に、擦り付けんばかりだ。
「爺、あれを!」
喜八郎の声の先へと、惣兵衛は目を這わせた。

「ああっ!」
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人生68年
一度も「ジグソーパズル」
やった事がありません。
完成した時の充実感はあるんでしょうが
いかんせん、セッカチな私には出来そうもありません!
ぼくも正直苦手ですねーっ。
なんせ根気が無いんだもの!
あ~あ、もっと今期のある人間だったら、少しはぼくの人生も変わっていたのかもねーっ。
絹織物の上に広がる砕け散ったギヤマン…
で、思い出したんですが 短大生の頃 社交ダンス部に所属してて そのダンスの衣装に散りばめられてるスパンコールや羽根やラインストーンなどが 踊ってる途中にパラパラと床に落ちる事が時々あって。
先輩達から引き継いだ衣装なので 多少ほつれもあったりしたから その度に拾って 練習後に自分達で付け直す作業をしてました。
落ちたストーンなどを1つ1つ見ると何も感じないのに 踊ってる時の衣装のキラキラとした輝きは 身につけてる自分でさえ眩しくて 踊る事に対しての力にもなってました。
別世界にいるような感じでしたからね。
今でもダンスに合うような音楽を聞くと 体が揺れる感覚になります( ◠‿◠ )
踊るミラーボールってところでしょうか?
そんな輝きを魅惑的に放つには、そのストーンやガラスだけではそこまで眩く自身で光を放つことはできないでしょうから、やはり太陽光や月光に舞台照明の力を借りてこその物種なんでしょうねーっ。、
「ギヤマンの欠片」
たんだか 綺麗な響きですね。
参考写真くらい粉々だと返って綺麗に見えてくるから不思議です。
今日の(6月25日)「ギヤマンの欠片」を読みすすめていたら 何か秘密が隠されているようで ますます惹きつけられています。
ご愛読いただけ、身に余る幸せです。
はてさて今後の展開や如何に!