「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 Autumn in C♭」開催決定!!! ★詳細は4/29のブログをご確認願います。
まずはぼくの楽曲「花筏」をお聴きいただきつつ、物語の世界をお訪ねいただければこの上なく幸せです。
「ギヤマンの欠片(かけら)」No.5
◆
うらぶれた長屋が立ち並ぶ、神田明神町の一角。

表戸の破れ障子には、やっと読めるほどの掠れた文字で、ただ「金接ぎ辰」とだけ墨書されている。
今年七つになったばかりのお藤は、母の金接ぎ作業を眺めるのが好きだった。

欠けた甕や皿をじっと眺め、割れた小さな欠片を畳の上で繋ぎ合わせる。
それは物心付いた頃から、いつしかお藤の独り遊びとなっていた。
欠ける前の甕や皿の姿は元より、描かれた絵柄も分からぬ。
それでもお藤は、欠片を手にして語りかけ、まるでその声でも聞くように、小さな欠片同士を繋ぎ合わせてゆく。

「あらっ?もう出来たのかい?その甕はまだついさっき、始めたばっかしじゃないか」
腕の良い職人だった、辰吉の面影を宿すお藤を見詰め、志乃はこっそり小さな溜め息を吐いた。
辰吉が忽然と姿を消したのは、路地端の枝垂桜が、色付き始めた春先の事。

高遠藩江戸上屋敷へ、金接ぎで仕上げたばかりの絵皿を、納めに行くと言って出かけたきり、突然消息が絶たれた。
想い返せば、辰吉が姿を消す、三日前のことだった。
「ごめんなさいまし。こちらが江戸で評判の、金接ぎの辰吉さんで?」
西に向いた障子戸を、茜陽が染め始めた夕刻。

辰吉の膝頭へ伸びた茜陽が、突如として陰った。
障子の向こうで、高遠藩江戸上屋敷の、峰と名乗る奥女中の声がした。
「へいっ。辰吉はあっしですが。なにか御用で?」
障子戸を開けると、純白の絹織物に包まれた桐箱を抱え、真っ青な顔で峰が立ち尽くしている。
このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。
昨日は束の間の晴れ・・
我が愛車っても自転車だけどねぇ
病院まで、車だと15分ほど自転車だと20分
そんなに大差ないけど、自転車だと渋滞に巻き込まれなくて
スイスイ♬
日頃の運動不足を少しでも解消 ❢
一時間ほど、あっちウロウロこっちウロウロ
暑かったけど気持ち良かった。
お尻が痛かったけど、それ以外は快適
ぼくの愛車も自転車ですよ。
3年ほど前、ウォーキング中に股関節の痛みで、もう一歩も歩けないほどになった時、すぐそこにあった自転車屋さんで8.000円だったか7.000円だったかで急遽買い求めた中古のママチャリも、以来後輪のパンクが3回も起こり、最後はタイヤに亀裂が!
ついに4月の終わりに見切りをつけ、近所の自転車屋さんで水色の新車に乗り換えました。
こいつがまた、なかなか快適なんです。
値段は、その自転車屋さんに並んでいた中で、2番目にお値打ちな1台です。
割れたり欠けたりしたお皿やマグカップを使うのは『運が下がる!』とか で 今はボンドでくっつけて使う事はしないで 処分していますが、思い入れのあるマグカップに限って直ぐに〔コツん〕 あっちゃ~ (。•́︿•̀。)
一輪挿しにしています (✿^‿^)
以前 京都の料亭で金接ぎしたお皿が床の間に飾ってありましたが、金の線が美しかったですよ~ (◍•ᴗ•◍)❤
わたし 自転車歴は50年以上
通勤もお買い物も、何処に行くのにも自転車 ( ◜‿◝ )♡
マイチャリは26インチのカーキ色
1年程前 後のタイヤを¥4000で交換したので もう少し頑張ってもらわないとっ (灬º‿º灬)♡
金継が施されると、お皿にしても器にしても趣が変化して、それはそれで美しくなるものですよねぇ。
カーキ色のチャリも素敵で、ハートさんにお似合いなんでしょうねーっ。
先日のコメントにも書きましたが 私はホントおっちょこちょいなので 今まで何度となくコップやお皿を割ってしまった経験があります。勿論自分の不注意なので誰かにあたる事も出来ず…。「ハァ〜」って言いながらの片付け。
よく何かが割れると不吉な事が…と言いますが そういう時って割れたと同時に何かを感じる気がします。で、その前後に気になってた人に何気なく電話しちゃってます。
元気で何事も無ければ それで良し!
逆に「割れちゃって… なんか気になって…」と電話を頂いた事もあります。
これって 昔の言い伝えなのかなぁ〜
いやいや、やっぱり不吉に感じちゃうものです。
形あるものはいつか壊れるのもこれまた定め。
昔の方は、何かが割れたりすると、不吉なことが我が身に降り注がないかとか、周りの誰かに災いが置きたりはしないかと、案じたり気を付けたりするよう戒めたんじゃないでしょうか?
斯く言うぼくももう立派な昔人間ですから、皿や茶わんやらグラスを割ったりすると、やっぱりそんな風に気になっちゃいます。