「金糸雀(かなりあ)」No.14

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 Autumn in C♭」開催決定!!! ★詳細は4/29のブログをご確認願います。

ぼくの「金糸雀」をぜひともお聴きいただきながら、シナリオをご覧ください。

11 クラブ叶の店内                               

  クラブ叶の店内。

  ホステスたちと酔っ払い客の、賑やかな話声やら笑い声。

社 長「いかがですか、この娘?

   ねぇ、若山さん?」

若 山「いやぁ、こんな場末にしちゃあ・・・」

マ マ「(若山の言葉を遮るように)えぇえぇ、どうせうちなんて、場末のクラブで

   ございますぅ。

   それとも掃き溜めに鶴とでも仰るおつもりかしら?

   ワッハッハッハ」

社 長「ママ、何もそんな言い方しなくたって。

   若山プロデューサーは、ジャパンレコードのチーフプロデューサーなんです

   よ!

   それは言葉の綾、言葉の綾じゃない!

   ママも人が悪いんだから!

   ワッハッハッハ」

若 山「いやぁ、すいません。

   彼女、浅丘佳代ちゃんの唄が、いやルックスもかなりなものだったから、つ

   い誇張して場末なんて言ってしまいました。

   いや、本当に申し訳ない」

マ マ「嫌ですよ!

   そんな真顔で謝らないで下さいよ。

   場末のクラブって、だって本当のことなんですから。

   でも佳代ちゃん、良かったわねぇ。

   こんな偉い先生方に、そんな風に言っていただけるなんて」

佳 代「わたしなんかが、本当にプロになれるんでしょうか?」

若 山「そりゃあ大丈夫だよ。

   プロになる事なんて、実に簡単!

   周りの大人たちの言うことを、ちゃんと素直に聞いていればねぇ・・・」

佳 代「ハ、ハィ・・・」

ナ レ「ドアが開き、たかし達が先輩選手と一緒に連れ立ってやって来た」

マ マ「あらまぁ、いらっしゃいませ~っ」

ナ レ「ママは席を立ってたかしを迎え入れ、カウンター席に案内している。

   たかしは、チラリチラリと佳代が座るボックス席を気にしている」

このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「金糸雀(かなりあ)」No.14」への8件のフィードバック

  1. part2の続き・・
    あまりの痛みに後から同僚に聞いた話
    私は薄っすらとしか覚えていない・・
    私は2階のフロアーで仕事をしていて
    救急隊員、2名が担架を持って2階へ
    二人で私を担架に乗せて下ろす事はムリで
    同僚が5~6人手助けをしてくれたそうです。
    part3へ・・

  2. LIVEもう満席なのでしょうか?アドレス送っても不明なアドレスで送信出来ません。

    1. まだまだ大丈夫だと思います。
      ぼくから実行委員会の方へ、ケペルデラックスさんのアドレスをお伝えしてもよろしいでしょうか?

      1. 私もオカダさんのブログの告知からはほろ酔いLiveへの申し込みが出来なくて焦りました。以前の履歴を探し申し込みをしました。

        1. ええっ、そうだったんですか!
          ぼくも見直して見ます!
          大変ご迷惑をお掛けいたしました。

  3. なんだか危ない匂いがプンプンしますね。
    大人達の言う事を素直に…
    子供の頃から あまり可愛げがなかった私は 大人に対して何かが引っ掛かってしまうと 素直になれなかった気がします。意見を述べちゃったり無愛想になったり。母親からも「可愛げがない」ってよく言われてましたから。でも この大人なら大丈夫って思ったら めっちゃ素直になったりして。
    息子達を見てると 世の中を生き抜いて行く術を自然に身に付けている事に感心してしまいます。そして 私も子供の頃 もしかしたら 同じ感じだったのかなぁ〜って思ったりもしています。

    1. こうじゃなきゃいけない、なんてぇのは何処にだって存在しないんじゃないでしょうか?
      人それぞれ、十人十色で、世界が成り立ってんでしょうから。
      あなたがいて、ぼくがいて、みたいなものなんじゃないでしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です