「100ユーロの土産」③

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夕暮れ時と重なったせいか、車内はまずまずの込みようだ。

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出入り口付近に妻と並んで立つと、電車が発車した。

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すると私の隣に立つ中東地域出身と思われる男が、自分のジーンズのポケットをまさぐり始めた。

その途端、バラバラっとコインが床に転がり出した。

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慌てて男は床に這い(つくば)り、必死の形相でコインを拾い集める。

私も見て見ぬ振りは日本男子の名折れと、その場に屈み込み転がるコインを追った。

私の周りの男たちも、一人二人とコイン集めに加わったようだ。

既に電車は次の駅のホームに滑り込もうとしている。

その時だ。

私のズボンの後ろポケットを何者かが(まさぐ)っているではないか!

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「何をしているのだ!止めないか!」って、フランス語で何と言えばいいんだっけ?

しかし既に財布は抜き取られた後だ。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「100ユーロの土産」③」への2件のフィードバック

  1. 怖〜い!
    困った人を助けてると その隙に…
    コインを落とした人もグルなんでしょうね。
    悲しい事に日本でもあります。
    常に誰かを疑わなきゃいけなくなる世の中。
    昔々は そんな事なかったような…
    でも 一度 嫌な経験をすると 周りの人を警戒したり 常に緊張状態になっちゃうんですよね。

    1. 平和極まりない昭和の時代とは一変!
      まずは疑ってかかるのが、令和の時代を生き延びる手立てなんて、ちょっと寂しすぎるってもんですよねぇ。
      でもそれが現実!
      お互いともかく気を付けましょう。

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