
「あれっ?おじいちゃん・・・」。
木乃葉は一瞬白い煙を上げた、崖っぷちの老木を見詰めた。

さっきまでその場所にいたはずの老人の姿が消えていた。
「ああっ、ゴモラン」。
老人が姿を消した草むらには、ポーチに取り付けられていたぬいぐるみのキーホルダーだけが転がっていた。
『よくやったぞ、コンチャン!なかなか、立派じゃった。熊もトラも、わしら人間も、この世に生を受けた者たちの、命の重さはみんな一緒なんじゃ。わしはもう帰らねばならん。またいつか、コンチャンに逢いにいくからのう』

木乃葉がゴモランを握り締めると、どこからともなく老人の声が聞こえた。
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余談ですが・・
我が愛車の「ビビ君」とフラフラするのが大好きで
先日も少し離れた町へ行くと
まぁ⤴新しい素敵な家があちらこちらと増えた!増えた!
少し前は田んぼだったのに今じゃ更地になって
ここも家が建つんだろうな~ぁ⤴と思い
このままだと至る所の田んぼがなくなってしまって
いつの日か「タイ米」とか食べる日が来るんだろうか?
けど、タイ米だって美味しいもんねぇ!
町の様変わりには目を見張るものがありますものねーっ。
町もそこで暮らす、最も人生の中でも活力のある世代の方と一緒に、日々成長している気がしちゃいますもの。
命の重さ…
震災が起きた時やニュース番組で切なく悲しい事件を知った時などに頭をよぎります。
コロナ禍になり私も経験してしまった時 恐怖も味わったし 大切さも実感。だから 去年 父親が5回も入退院をし そのうち2回コロナに感染した時は生きた心地がしませんでした。病院側の方からの感染。仕方ないんでしょうけど『なんで〜⁈』って感じでした。幸いな事に完治し 今は施設で暮らしてますが 近所に住んでた叔父は 年末 院内感染により亡くなってしまいました。あっという間に…。
もう感情がぐちゃぐちゃになりました。
いろんな事 本当にいろんな事を考えました。
その中でひとつだけ確信したのは 『後悔だけはしない』です。
その時々を大切にしないと…ですね。
確かに後で後悔するくらいなら、思いっきり転んでもいいから、自分がチョイスした道を、自分だけはせめて自分を信じて、力強く残りの人生歩んでいこうと思っています。