7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.44

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ガサガサガサッ

写真は参考

薮を切り開く音が聞え、モッくんパパが息を切らせて戻って来た。

熊が美代の顔をペロペロと舐め続けている。

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モッくんパパは、目の前の状況が全く飲み込めず、呆然と立ち尽くした。

「ギィヤーッ!くっ、熊だーッ!」。

モッくんパパの大声に、美代は尻餅をついて振り返った。

裕也と基喜が、薮の中から立ち上がった。

とっさにモッくんパパは美代に駆け寄り抱き上げた。

「とっ、父さん。はっ、早く逃げて!」。

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四つん這いの熊の真正面に、立ちはだかる格好で立ち尽したモッくんパパと、熊の背後から大声を上げた裕也の声は、熊を極度に刺激してしまう結果となった。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.44」への8件のフィードバック

  1. これは 大変な事になりそうな
    誰か助けてくださいな!!

    家の近くは風の通り道と言われているので春の嵐のようになってます。

    1. 桜も散り果て、今度はハナミズキの番だなんて浮かれていると、たちまち春の嵐が到来して、まだまだ連日麗らかな春とはいきませんねーっ。

      1. 心配しておりましたので PCのご機嫌が良くなって安心しました。

        そうですね。ハナミズキも新緑の季節にあいますね。

        1. ありがとうございます。
          ご心配をお掛けしました。
          なんせアナログ世代ですから、デジタルにはなかなか付いてゆけず・・・。

  2. 逃げきれないって言うか 足がもつれちゃう。きっと。
    学生の頃の走り… 頭の中では いつまでも その記憶があるから 走れるんじゃないか⁈ と思ってしまうものですよね。
    40歳前半の頃 町内の運動会でのリレーに出る事になってしまい なんとか走り切ったものの その時 初めて気付いたんです。
    あ〜 もうあの頃のように走れないんだと(笑)
    まぁ 今でも 小走りぐらいは してますけどね。

    1. 自分に厳しく自分の体を絶えず鍛えている方だって、年齢による衰えはあるんでしょうし、ましてや怠け者で何のトレーニングも積み重ねていないぼくなんて、体の衰えを顕著に実感する毎日です。
      子どもの頃なんて朝から晩まで駆けずり回っていたって、一晩寝たらケロッとしていたのが、自分じゃないようです。

  3. 先日、梅林公園の裏山
    地元の人は「梅林山」と呼ぶ・・
    その山を登っている時に立て看板!
    「イノシシに注意」
    えっ?子供の頃からこの山に登って遊んでいたけど
    こんな看板、無かったと思う!
    突然 ❢ イノシシが目の前に出て来たら怖いよねぇ
    向こうもビックリするだろうけど・・
    流石に梅林山で「熊出没注意」はないけど!
    そうそう、出没で思い出したけど
    夏頃になると、黒光りする逃げ足の早い憎き奴!
    もうそろそろ、バルサンを焚かないと・・
    奴を見掛けると、家の嫁、ホラー映画にでも出てくるような
    雄叫びを・・
    その声の方が、どんだけ怖い事か、彼女は知らない!

    1. あいつぁー不気味ですから、姫君の雄叫びもわかります。
      ぼくだってその姿を黙視すると、体が一瞬強張っちゃいますもの。

      そうですか、梅林公園の山までイノシシが出没するんですか!

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