7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.43

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「あれれっ?キャハ?可愛いッ!どうしてこんな所に、こんな大きな熊さんのぬいぐるみさんがあるんでしゅか?」。

写真は参考
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美代は興味津々で、しゃがみ込んだまま熊の正面に向き直った。

「パパーッ!熊さんのぬいぐるみ見ちゅけたじょー!」。

美代は薮の中に向かって奇声を上げた。

「何だか生きてるみたいでしゅねぇ。アレッ!」。

四つん這いの姿勢の熊が一歩前に進み出た。熊の長い舌が、美代の頬に伸びた。

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「アレレーッ!熊さんがミオのホッペ舐め舐めしたよ!キャハーッ、くすぐったいじょー」。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.43」への6件のフィードバック

  1. 動物と言えば・・
    ムツゴロウ先生
    残念ながら、遠い空へ旅立たれました⤵
    エピソードがテレビに流れているのを見ると
    えっ?大丈夫?なのと思うくらい猛獣に絡んでいる姿
    誰にも真似出来ません!凄い方でした。
    遠い空へ行っても動物達と遊んでいるんでしょう。

    1. 猛獣にもきっと「気」が通じるんじゃないでしょうか?
      それも害を加えようとする「気」ではなく、とってもフレンドリーな気持ちの「気」が。
      それを誰よりもムツゴロウさんは、発していたんじゃないのかなって思えちゃいます。

  2. 美代ちゃんは怖がらないでいるから 助かりそうですね。

    ベンチに座っている熊さんなら助かりそうなんですけど 熊の舌ってこんなにも長くなるんですね。

    1. あんなにも長い舌を喉の奥に格納してるんですものねぇ。
      長い舌にはそれなりの役割がちゃんとあるんでしょうねぇ。

  3. 子どもの頃 一度もぬいぐるみを手にした事がない。欲しいと思わなかったのか?甘えるのが苦手だったからか?母親があまり家にいなかったから言い出せなかったのか?
    そう言えば 大人になってからも そして 子どもを授かるまで私の側にぬいぐるみはいなかった。
    お店でぬいぐるみを見ると 可愛いなぁ〜って思う事はあったけど。
    でも一年程前 とある事があった時 友人に相談したら 自分で自分を褒めてあげないと駄目だよ!とアドバイスを貰った。自分のインスピレーションでぬいぐるみを選び それを自分に例え 寝る前に『よく頑張ったよ!』と自分自身に言い聞かせるようにするといいよ!とも。
    自分を粗末にしてるつもりはないけど やっぱり自分は後回しになってしまう。
    ぬいぐるみに対してだけじゃなく 自分自身に暗示を掛けるように いろんな声掛けをしていこうと思う。

    1. 自分の事をついつい後回しにしちゃうのは、責任感の強さなんじゃないでしょうか?
      そう言えばぼくのお母ちゃんもそうでした。
      何事につけ、ぼくやお父ちゃんを優先し、自分の事はなんだって後回し。
      そうやって一生を終えていったお母ちゃんに、ぼくは恩返しが出来ず仕舞いでした。

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