7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.42

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ギィーコ、ギィーコ、ギィーコ

バッターン

写真は参考

ギィー ィー ィー コ・・・

「ねえ、パパ」。

「シーッ」。

「大きいニイチャンもモトキも、どこに隠れちゃったんでしゅか」。

写真は参考

「この薮の中かもしれないなあ。ちょっと美代ちゃんはここで待っててね。パパが薮の奥まで行って見てくるから」。

「ウン、平気。ミオここで待ってる」。

美代はその場にしゃがみ込み、薮の中に入って行くパパの姿を見送った。

黒く大きな影が、美代の直ぐ真後ろへと忍び寄っていた。

ガルル、ガルル

写真は参考

「あれっ?」。

美代は後ろを振り返った。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.42」への4件のフィードバック

  1. 『オノマトぺ』
    物音や鳴き声や様子などを擬音語や擬態語で表す事を オノマトぺっていうそうですね。
    気になって調べました。
    「ギィ−コ…」カタカナで始まり 途中 「ねえ、パパ」って ちょっとだけ 平仮名が入るのが 余計に恐怖心を煽るような気がして。
    カタカナだけでも怖いのに。

    1. 『オノマトぺ』って言うんですか。
      知りませんでした。
      勉強になりました。
      が、今更勉強しても時すでに遅しかぁーっ。

  2. 今日の雨で岐阜市内の桜も散り納めって感じ
    今年はいっぱい桜を見えた。
    自転車に乗って、フラフラあっちこっちと観に・・
    最近、自転車のお蔭で行動がスムーズに
    わたしの住んで居る街では
    車も便利だけど、自転車ってチョット散歩代わりに
    持って来いでねぇ❢

    1. 自転車!
      ぼくは股関節の痛みに耐えかねて、もうこれ以上歩いて自力で帰れないと、途中で見つけた自転車屋さんで急遽買ったママチャリもかれこれ3年目。
      それまでに後輪だけ3回のパンクに見舞われ、とうとう後輪のタイヤに亀裂が!
      いつバーストしても不思議じゃなくなってしまい、つい3週間ほど前に近くの自転車屋さんで、お値打ちな新車を購入しました。
      もちろん落ち武者殿のアシスト付きの高級車ではなく、100%人力オンリー。
      でも想像を絶する快適さです。

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