7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.5

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

「もうモッくんたち、出発しちゃったかなあ?」。

新聞受けの朝刊を取り出し、木乃葉がつぶやいた。

写真は参考

「今度パパがお休み取れて、東京から戻ってきたらコンチャンもキャンプに行きたいってお願いしてみたら?」。

ダイニングテーブルにトーストを運びながら、ママが言った。

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「うん・・・でも・・・コンチャン本当はモッくんたちとみんなでキャンプしたかったんだ・・・」。

「じゃあ今度モッくんのおばちゃんに相談してみるから」。

「あっ、この新聞まただ!」。

「なにがよ?」。

「だって今日、日曜日でしょう。なのに何で月曜のプチモンが載ってるの?絶対変だよ・・・この新聞。昨日だってそうだったし・・・」。

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「またかいな?どれどれ・・・」。

ママは木乃葉の額に手を当てた。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.5」への4件のフィードバック

  1. ここ二、三日
    春めいて来ましたねぇ!
    花粉症の方達は大変な季節
    私はお蔭様で花粉症で悩まされる事なく
    日々過ごせています。
    これもまた有難い事で・・
    今年も桜の季節がやって来ますが
    その前に梅林公園の
    「梅まつり」3月4日5日と約4年振りに開催されるそうです。
    オカダさんのライブも約3年振りに開催
    コロナウイルスの事を忘れそうですが
    ここは引き締めて行きたいと思います。

    1. コロナにも共存しなくてはならなくなっちゃいましたから、後は自己防衛をどこまで緩めるか引き締めるか!
      自分や家族の身の丈に合ったコロナ対策を今後はしなくちゃなりませんねーっ。

  2. ない物ねだりではないけど 友達のいろいろ…気になりますよね。
    小さい頃 友達の家に遊びに行った時など お母さんが居て 手作りのおやつを出して貰った時 羨ましいって思ったものです。
    夕方にお母さんがいる事が羨ましかったんでしょうね。
    長屋のような所に住んでた時 友達の2階建の家自体を羨ましいって眺めてましたっけ(笑)

    1. ぼくもカブスカウトだった頃、同じ班のお友達の立派な家に招かれ、初めて紅茶とお手製の焼き菓子なんぞを振舞われ、紅茶の飲み方も焼き菓子の食べ方も分からず、タジタジとしながら他の友達の挙措を盗み見て真似たものでした。
      だからか美味しかったのかどうかも全く覚えちゃいません(汗)

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