「マミーズ・フォレスト」⑥

完売間近!!!!       「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」開催決定!!! ~おつまみは各自1品持ち込み、みんなでシェアー~

●日 時:2023年 4月16日(日)

     14:00開場、14:30頃開演、16:00頃終了

●会 場:MUSIC & BAR 『C♭』

 岐阜市神田町7-7-3 神田セブンビル 2F 058-266-4477

●出 演:オカダミノル & ヤマもモ(友情出演)

●参加費:お一人様Live Charge \4,000-(「キリン・一番搾り」「キリン・氷結レモン」「キリン・ホワイトホースハイボール」「キリン・グリーンズフリー(ノンアルコールビルー)」の飲み放題)*感染症予防への取り組みで、缶商品でのご提供となります。

*ソフトドリンクをご希望の方は、「C♭」で1ドリンク500円でご注文いただくことも可能です。またソフトドリンクの持ち込みも可能です。

*おつまみは参加者各自1品持ち込みで、みんなで持ち寄ったおつまみをみんなでシェアーしていただきます。(おつまみは、自作自慢の1品でも、スーパーのお惣菜でも、市販のコンビニおつまみや、缶詰とかお菓子類でもOK)

*参加者全員に、KIRIN BEERさんからのお土産もご用意いただけます!

●定 員:30名(全席自由席)

●申込み:メールで、herakozu@yahoo.co.jp「オカダミノルほろ酔いLive 2023」係まで。*万が一キャンセルの場合は、必ず2023年 3月31日(金)17:00までにメールでご連絡願います。その時点を過ぎると、全額負担とさせていただきます。

●締 切: *先着順、定員となり次第締め切り

●問合せ:herakozu@yahoo.co.jp

●主 催:オカダミノルほろ酔いLive実行委員会

●協 賛:KIRIN BEER

*Live終了後はオカダミノルもご一緒させていただき、二次会打ち上げパーティーを開催いたします。(*二次会のご飲食代は、別途実費精算となります)ご希望の方は、お申し込み時に「二次会出席希望」とお書き添え願います。二次会参加者人数が確定した段階で、詳細の参加費が算出されるため、参加者人数確定後に参加費のご連絡を申し上げます。

ギィエーッ キーッキーッ ギィエーッ

真っ暗な闇のあちこちから、獣達の鳴き叫ぶ声がひっきりなしに聞こえています。

その度に3人は身を屈め、獣達が襲いかかって来ないかと息を潜めました。

「お兄ちゃん、蝶々が光ってる」。

写真は参考

美希ちゃんは、光る蝶々に心を奪われたかのように、小走りに駆け出しました。

二人とも美希ちゃんに曳かれるように、一緒に駆け出しました。

「おい、美希、いかれちゃったんじゃねぇか?何処にも光る蝶々なんていやしねぇ」。

勇輔くんは、美希ちゃんと手をつないで駆けながら、健一くんを振り返りました。

『どうしてケン兄には、あの美しく光る蝶々が見えないんだろう』

3人は蝶々を追い、随分遠くまで来てしまったようです。

「あ~あ、腹がペッコペコ!」。

健一くんは、うんざりといった様子です。

「あっ、お兄ちゃんあそこ!」。

美希ちゃんが指差した方向に、明かりがこぼれています。

3人は夢中で駆け出しました。

大きな大きな木の根元は、パックリと口を開け、辺り一面を柔らかな光で包み込んでいます。

大木の天辺は、闇を突き破り天空の明かりをこの森に取り込んでいるようです。

写真は参考

勇輔くんと美希ちゃんは、テレビ塔よりも背が高そうな大木に目を見張りました。

すると傍らから、枝が折れる大きな音が聞こえました。

健一くんが枝を圧し折ってしまったのです。

茶褐色の洋ナシのような実を取ろうとして。

『痛い!』木の呻き声が聞こえました。

いや、勇輔くんと美希ちゃんには、確かにそう聞こえたのです。

二人は呻き声を上げた木にそっと両手をあて、お腹が痛くなると昔お母さんがそうしてくれたように、やさしく幹をさすりました。

健一くんは無我夢中で、茶褐色の洋ナシのような実を、強引に枝から引きちぎり噛り付いています。

写真は参考

一口かじってはその実を投げ捨て、また新しい実にかじりついては投捨てました。

その度に、枝を折られた幹から小さな呻き声が上がりました。

このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「マミーズ・フォレスト」⑥」への4件のフィードバック

  1. 蝶々は夏から秋にかけて
    猫のひたい程の庭に毎年4種類くらいの蝶を見掛けます。
    でもねぇ!
    その蝶に言うんです。
    家には蜜が出るような美味しそうな花はないよ!って
    今年も、さくらんぼの花の蕾がふっくらとして来ました。
    毎年、小梅くらいの大きさのさくらんぼがなりますが、
    正直甘くはないけど、さくらんぼって味がする。
    一応、旬の食べ物かな?

    1. 羨ましい限りですねぇ。まったく!
      庭でサクランボのなる桜を愛でられるなんて!
      ぼくだったら桜の開花から散り初めるまでの間は、朝から酒浸りで花祭りでしょうねぇ。
      チクショー!

  2. 心が安定してて澄んでると 周りが見えて ひとつひとつの音や声が聞き分けられるんですよね⁈
    木々のトンネルを抜けたら見知らぬ森に辿り着いた…。
    この場所で何に出会うんだろう?
    何を感じて何に気付き どう成長していくんだろう?
    この森を後にする時には 健一くんも木の声が聞こえるのかも( ◠‿◠ )

    1. 小さな葉擦れの音や虫の泣き声なんか、雑念に憑りつかれず心が澄んでいると、しっかり聞き取れることが出来るものですものねーっ。
      普段目に入らない、小さな小さな昆虫や植物なんかも、不思議なほど鮮明に目に飛び込んできちゃったりしちゃいますものねーっ。
      澄んだ心でいよーっと!

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