04.9.3中日新聞三河版フジケン連載広告掲載
「天然暖房完備のアイスランドの家」
寒い。
おまけにとにかく夜が長すぎる。
一日の20時間も夜とは、何とも恐れ入る。
12月のアイスランド。

首都レイキャビックの凍て付く夜は、冷気が張り詰め、風に揺れるたびパリンパリンと、まるでガラスが割れるようだ。
この町の家々は、日照時間の短さを補おうと、いたるところに窓を取り付ける。

おまけに凍土の大地に森はなく、暖炉もなければくべる薪も無い。
しかし神は、この国を見捨てたりはしなかった。
凍土の下の火山溶岩の熱が、この国に暮らす人々に天然の暖を分け与える。
すぐそこには、氷河やツンドラ地帯が広がるというのに。

「やあ、どこから遣って来たんだい」。
凍った道ですれ違う老婆に尋ねられた。
あれっ?
何だか生臭い。
どうやらそれは、老婆の口元から漂うようだ。
よくよく尋ねてみると、ビタミンD不足解消のために、魚の肝油を飲む習慣があるとか。

どうりで!
人が集まり会話の華が咲く場所は、どこも生臭いはずだ。
待てよ、ってことは!
この国の女性に恋したならば、まず何はともあれ肝油の臭いに慣れねば、睦み合ってキスすることも儘ならぬと言うのか。
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一日の20時間も夜・・
って事は4時間しか空の明るさがないのか~ぁ
逆に白夜って太陽が沈まない現象もあるよねぇ
どちらも生活するのが大変
歳取ると、朝の目覚めが早いから
どうしたらエエんやろぅ⤴
体内時計がどうにかなりそう・・
そこはやっぱり、夜長を愉しむ術ってぇのがあるんでしょうね。
読書やら白夜を眺めながら瞑想にふけるもよし。
だから北欧には、妖精が登場する物語がたくさんある気がしますねぇ。
小学校の低学年の頃、鮫の肝油ドロップを学校で買った記憶があります。甘くて美味しかったと思ったのですが、上手く味付けしてあったのですね。
ぼくん家にも小学校で買わされた肝油ドロップがあったものです。
美味しいからってついつい食べ過ぎちゃって、お母ちゃんのお目玉をいただいたものです。