「 世界家紀行」⑦

04.6.18中日新聞三河版フジケン連載広告掲載

「クアクロウ村の陽干しレンガの家」

痩せた大地が何処までも果てしなく続く。

アフリカ大陸の西部、人口約1.000万のマリ。

夕陽を浴びた黄色い大地には、四角い土の(かたまり)、陽干しレンガの村が寄り添うように建ち並んでいた。

写真は参考

まるでガリバーの泥んこ遊びの(たわむ)れか。

そのまま置き去られ、いつの間にか干上がってしまった、大地の一部を成す家。

迷路のように折れ曲がった路地は、子どもたちに持って来いの隠れ家だ。

写真は参考

家畜や動物たちの叫び声、女たちが杵で穀物を()くリズミカルな音、子どもらのはしゃぎ声。

一夫多妻制のマリでは、2つの家族が1つの鍋から仲睦まじく晩ご飯を分け合う。

写真は参考

第一夫人も第二夫人も、無用ないがみ合いなどない。

鍋を囲んで寄り添う大家族に、笑顔が弾ける瞬間だ。

つましい食事であってもいい。

輝く明日を信じられたら。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「 世界家紀行」⑦」への2件のフィードバック

  1. 一夫多妻制・・羨ましい
    もし、日本も一夫多妻制になったら
    日本中「ヤマもモ」の遺伝子でいっぱい ❢
    なんて事になりかねないからさ~ぁ⤴
    世の男性に申し訳ないから
    今のままでイイかな~ぁ⤴

    1. もしも一夫多妻制の世に生まれていたとしたら、そりゃあもう大変な事じゃないでしょうか?
      夜のお勤めやら、奥様方のご機嫌取りやらで・・・。
      絶倫男の落ち武者殿は羨ましい限りですねぇ。

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