毎日新聞「くりぱる」2006.5.28特集掲載⑤

素描(スケッチ)漫遊(まんゆう)(たん)

「古布のパッチワーク」

仕舞た屋風の民家。

写真は参考

170年前のものとか。

玄関を入ると、障子を取り払った8畳間と6畳2間に、色取り取りの作品がビッシリ。

「元々30年近く、パッチワークを教えていまして。だから全部、私と仲間7~8人の手作りなの。古布の端切れをつなぎ合わせて、新たな命を注ぎ込むの」。

写真は参考

アトリエてまり屋のT.Sさん(63)。

「ねぇねぇこれってさあ…。どう見ても鯉幟じゃない?」。

「あらっよくわかったわねぇ。幟旗をパッチークして、それから柿渋で染めたものなの。なかなか古めかしさを感じるでしょう」。

自分の目が正しかったと、きっとしたり顔であったであろう。

アトリエてまり屋(2006.5.28時点)

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「毎日新聞「くりぱる」2006.5.28特集掲載⑤」への8件のフィードバック

  1. パチワーク・・
    イイねぇ ❢
    興味があるけどさぁ⤴
    ひとつ問題が、ま~ぁ⤴
    針に糸が通せないたらありゃしない!
    先日、ボタンが取れたんで付けようと思って
    5分以上、悪戦苦闘・・・
    裁縫道具の箱をゴソゴソしていたら
    何と言う事でしょう、こんな便利なものがあるとは
    針穴に細い針金を入れて糸を挟んで引っ張る。
    お見事、無事に針に糸が通ってボタンを付ける事が出来ました。
    世の中には便利なもんがあるもんだぁ!

    1. そうそう、針穴なんて超難問ですって!
      あの菱形のような細い針金みたいなやつですよねぇ。
      どこのどなたが考え出したものやら、いつの世からこの世に存在していたのか!
      天晴れ糸通しですねぇ。
      意外にもちゃんとボタン付けもなさるんですねぇ!
      これまた見直しちゃいましたぁ!

  2. パッチワークで小物を作った事がありますが、全てキットで❣
    自分で図案を考えて古布で作れるだけの力量があったらなぁ(‘・ω・’)

    1. 組み合わせて新たなデザインを起こすなんて、ぼくにゃあとっても無理ですねぇ。

  3. 今はミシンにも糸通しが付いているのがあって(セットするのは手作業ですけど)助かります。
    すんなり動いてくれる時と今日はどうしちゃったの?とゆう時があります。

    1. ミシン針の糸通しなんてぇースグレモノまであるんですかぁ!
      ミシンなんて子どもの頃、雑巾を縫った時に使って以来、もう何十年と触っていませんねーっ。
      って、ミシンそのものがありませんけど(汗)

      1. 何度見ても 素敵なパッチワークのバッグですね。

        パッチワークを作った事が無いと思っていたら 何十年かぶりに出かけた岐阜の布屋さんで購入した布で 簡単フレアースカートをyoutubeで見つけて 作ってみたら なんと布が足りなくて パッチワーク風のフレアースカートになってしまいました。

        1. へーっ、お手製ですかぁ。
          それもまた既製品では味わえない、オリジナリティーじゃないですかぁ!

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