「素描漫遊譚」
「仮面の忍者赤影」
今回の「素描漫遊譚」は、4月14~15日に幕を開ける高山祭りの岐阜県高山市が舞台。
動く陽名門とまで称される、絢爛豪華な山車の時代絵巻。

飛騨の匠の技がそこかしこで、うららかな春の陽射しに照り映えることだろう。
観光客で賑う黒塀の家並をゆく。

軒を飾る民芸調の土産物。
飛騨牛の串焼きに濡れ煎と、芳ばしい醤油の香が鼻先をくすぐる。

行く先々には誘惑が、引く手あまた。
小腹も空いて思わず立ち止まってしまう。
「高山って言えばやっぱり!昭和半ば生まれのぼくらにとってのヒーロー。『だいじょうぶ!』の青影でしょうに!」。

鼻の天辺に親指をあてがい、それを軸にして広げた掌で弧を描いてみた。
赤影・白影・青影の仮面の忍者って、飛騨の忍者だよなぁ。

赤影もカッコよかったけど、やっぱぼくにとって、同世代だった少年忍者青影が一番だった。
ちょっとドジでオッチョコチョイ。
それでも大人の忍者に混ざって、敵をやっつけちゃうから痺れちゃう。

ぼくらはテレビ番組が終わると、誰もがすっかり青影になりきったものだ。
棒っ切れを背中に結わえ、クレパスで青く塗りつぶした広告紙の仮面を輪ゴムで耳に止め。
颯爽とご近所中を走り回ったものだ。

でももうそんな子、人っ子一人見たことが無い。
そもそも棒っ切れなんて、何処にも見あたらないし。
チャンバラゴッコなんて、そんな言葉さえなくなっちゃったのかなあ。
「ああっ!」。
土産物屋の店先に、埃を被った玩具の剣と赤陰の仮面。

路往く観光客は誰一人手に取ろうともしない。
昭和はまた一つ確実に、遠のいて行ってしまった。
さあそれでは一足お先に、待ち遠しい高山祭りの欠片を探して、のんびりゆっくり漫ろ歩いてまいりましょう。
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「仮面の忍者赤影」懐かしいねぇ ❢
今では再放送だけでしか見なくなった時代劇
時代劇と言えば
わたくしも、戦に敗れて、いつまでも落武者ではいられない
落武者ヘヤ―から・・けじめをつける為にも・・
近いうちに、綺麗さっぱり髪を切りたいと思います。
だから、もう落武者とは言わせないよ~~ぉ⤴
まぁ~昔に戻るだけだけどねぇ ❢
髪よ、さらば~~ぁ⤴(元々無かったけどぉ!)
「仮面の忍者赤影」よく見たものです。
赤影、白影、青影。
ぼく的には、あの素っ頓狂な青影がお気に入りでした。
「赤影 白影 青影」って飛騨の忍者だったんですね。
凄い記憶力です。
岐阜の夏休みは早く終わるから
再放送の「忍者はっとり君」の最終回は毎年 観れないままで「東京の夏休みは8月31日まであるんやと〜」とか「岐阜の冬休みはそのぶん長いんやよ」なんて聞いてました。
なるほど、岐阜県の夏休みって短くッて、その分冬休みが長いんでしたねぇ。