「素描漫遊譚」
「セントレア界隈」
「如何に仕事とは言え、饅頭や洋菓子を500食。それに地酒が40種類。開港まで毎日毎日、明けても暮れても、呑んだり食ったりでした」。
早春の明るい陽射しが差し込む、中部国際空港「セントレア」の旅客ターミナルビル1階。

中部国際空港旅客サービス㈱アシスタントマネージャーのY.Nさん(37)は、溌剌と笑った。
大きなお腹がつられて揺れ、スーツのボタンは、今にも吹き飛びそうなほど。
学生時代は、アメフトで鍛え上げたという。
入社時の体重は、堂々100㌕の雄姿。
“でも役得とは言え、それだけ甘い物を食べたり、地酒を呑んでたら、今は110㌕ほど?”と、愚問がぼくの心を過った。
『あれだけ食べても呑んでも体重は、変わんないんですから!』と、Nさんは再び豪快に笑った。
しまった!すっかり読まれてしまったぁ!
Nさんは12年間、飲料メーカーの営業として一線で活躍。
その手腕が買われ、現職に移籍。
直営物販店の立ち上げ作業に従事し、土産物の商品選択の毎日。
既に洋菓子ブランド13と、和菓子25銘柄が決定した。

「目玉は、セントレアだけのオリジナルとして登場する、アイチックというブランド名の洋菓子風の商品です」。
Nさんが指差す先には、スポーツカー型の風変わりなショーケースが、ズッデーン!
搭乗ゲートに向かう子供たちも、ショーケースの周りで大ハシャギ。
何とも親しみのあるNさんだ。
何処かで前に逢ったような。
「あっ!あれか?」。
土産物屋に居並ぶ、キャラクター商品。
セントレアフレンズの一員。
「謎の旅人フー」。
あのずん胴なプロポーション?
「そうか!フーにスーツ着せたら、さっきのNさんそっくりじゃん」。
「ってことは?フーのモデルは、N妻さん?」。
「だったら、Nさんってスゴクない?」。
ぼくのトンチンカン心の声は、柔らかな女性の声に遮られた。
「残念ながら、Nさんがモデルではなく、アランジ・アロンゾさんに描いていただいた、セントレアのオリジナルキャラクターです」と、中部国際空港㈱キャラクタービジネス担当の、M.Uさん(29)。

謎のキャラクターは、現在11体。
これからまだまだ増える可能性もあるとか。
グッズは、ピンズ・ミニタオル・携帯ストラップをはじめ30種類も。
謎の旅人・・・。
見ず知らずの、見たことも無い国の知らない人が、それぞれの想いを抱き、それぞれの旅を続ける。
セントレアは今日も、謎に満ちた世界各国の旅人をやさしく迎え、そして世界に向けて旅人たちを送り出す。
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セントレアのオリジナルキャラクターは謎の旅人だったんですね。名前もあったんですね。
懐かしいけれども 今は見たらセントレアのキャラクターだと すぐにわかりますね。
あの謎の旅人のレモン色の子が気になります。
それにしても不思議なキャラクター達ですよねぇ。
親しみがわいてきますものねぇ。
中部国際空港>セントレア
久しく行ってないな~ぁ⤴
名鉄岐阜からミュースカイに乗ってセントレアまで
優越感に浸りながら指定席へ・・
離陸時間まで空港内を散策 ❢
国際線だったら少し早めに入国審査して
これで、私も立派な外国人だねぇ⤴
お馴染の、あの独特な免税店の香水の匂い ❢
イイね~~ぇ⤴外国へ来たって感じで
旅は本当に良いものですよねぇ。
家を一歩出た瞬間から、もう旅の始まりですものねぇ。
どっか行きたくなっちゃいます!
スカイデッキから飛行機を見てるのが好き❢ 沢山の乗客を乗せた重い機体が、轟音と共にフワッ!と浮き上がり飛び立つ瞬間や、遥か彼方に見える点が滑走路目掛けて徐々に姿を表し飛んで来る様子は見てて飽きない⤴️
見てるだけでも旅をしている、そんな気にされられちゃうから不思議ですよねぇ。
高所恐怖症のぼくではありますが、飛行機は一向に何ともないから不思議なものです。