毎日新聞「くりぱる」2004.8.29特集掲載④

素描(スケッチ)漫遊(まんゆう)(たん)

「うなぎの田代」

創業80年とか。

店先の窓を開け放ち、その場で(さば)いた活け(うなぎ)を串刺しにし、備長炭でこんがりと焼き上げる。

写真は参考

1日多い日で何本ほど焼くか尋ねてみた。

すると「数えとったらやっとれへん」と、何ともぶっきらぼうなご返答。

4代目の伊藤和裕さん(33)だ。

額の汗を拭う間も無く、捌いては焼き加減を確かめる。

その鋭い眼に狂いは無い。

「昔はよう賑ってね。1日とか16日とか、この辺の人らの給料日ともなると、『深川行かな()れん』と言われたほど賑ったんやて」と、大女将。

並のうな丼1600円(2004.8.29時点)には、丼からはみ出さんばかりに、丸ごと一匹の鰻入りという大胆さ。

うなぎの田代 瀬戸市深川町

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「毎日新聞「くりぱる」2004.8.29特集掲載④」への6件のフィードバック

  1. 私の中では、鰻丼は栄にある『い○昇』、ひつまぶしは熱田にある『蓬○軒』かな。うなぎ好きなのに、お値段が上がってからどちらも行ってないなぁ(︶^︶)

    1. どこのお店の鰻もそれぞれに味わい深いものですが、ぼく的にご飯の絶妙な炊き加減が重要です。
      どんなに美味しい鰻でも、ご飯がベチャベチャだと・・・トホホ。
      です。

  2. うなぎと言えば多治見
    でも、ぼくは
    大垣の川貞が好き
    うな重とこいさし
    贅沢な食事

    1. そうだよねぇ。
      大垣から海津方面は、鯉こくとか盛んですよねぇ。
      でも独特の鯉は、まんちゃんのように大丈夫な方もいれば、ぼくのようにちょいと苦手なヘタレもいますからねぇ。

  3. 岐阜で、うなぎと言えば「なまずや」
    暫く食べに行ってないので今はどうか分からないけど
    気になるのが香の物‥奈良漬!
    なんでやろぉ?
    うなぎに奈良漬ってあうのか?
    まぁ⤴︎梅干し以外なら良いって事だねぇ!

    1. 添え物の奈良漬けやヤマゴボウの味噌漬けと、所変われば品変わるものですよねぇ。
      でも奈良漬けのあのコリコリ感って好きだなぁ。
      あっ、落ち武者殿は奈良漬けで酔っぱらわないんでしょうかねぇ。

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