『いちめんのなのはな』
2006.夏 季刊誌掲載
「♪菜の花畑に 入日薄れ~♪ ハッハッハァ~クション」。
幼き頃の唱歌を口ずさんだまではいいものの、たちまち花粉症の襲来に喘ぎまくる始末。
どうやらこれほど麗らかな春の日は、花粉たちにとっても我が世の春真っ盛りで絶好調のようだ。
「とんでもなく立派な梁だぁ!」。
まるでこのところ流行となった、耐震性とやらでも確かめるかのように、腕組みをしたまま民家の吹き抜けを見上げた。
「この『あぶら館』は、ぼくが育った家なんです。創業100年の節目に移築して改装し、家の製品や油に関する資料を展示しているんです」。

明治35年創業、岡崎市福岡町の太田油脂(株)。
三代目の取締役社長太田進造さん(69)は、昭和12年頃に導入されたという、鋳物製の頑丈な搾油機(さくゆき)を指差した。
「もともと愛知県は、国内でも指折りの菜種産地でしたから。ここら一帯も菜の花畑が、ず~っと広がっててねぇ」。
地元の菜種を仕入れ、篩(ふるい)にかけ鞘や小石と土を落とし、大きな煎り釜で10分ほど炒って、件の搾油機にかけて油を搾り取った。

1台1日フル操業で200kg。
現在に比べ圧搾率が悪く、半分ほどの油しか搾り取れなかったとか。
最盛期の昭和25年から30年代にかけ、愛知県内で200社を数えた搾油会社も今やわずかに3~4社。
館内を隈なく見学していると、改めて気付くことも多い。
油の絞り粕を肥料とするリサイクルなど。
植物油の製造は元より、園芸用肥料からカットわかめの製造まで。
最近ではオイリィーシーズニングと呼ばれる、調味機能が付加された次世代油も手掛ける。
「ああっ!」。
床の間を模した小さな座敷には、昔の行燈と御燈明油。

「宮中の神嘉殿(しんかでん)、皇霊殿(こうれいでん)、賢所(かしこどころ)の三殿で、古来より灯し続けられる御燈明が、戦後の物資不足に難渋されていると伺い、昭和24年から宮内庁にお納めするようになって、その後伊勢神宮へも」。
宮内庁、伊勢神宮、奈良東大寺の御用達を務めるのは全国唯一ここだけ。
♪いちめんのなのはな いちめんのなのはな・・・♪

山村暮鳥の「風景~純銀もざいく」。
ところで皆々様は、ご存知でしょうか?
♪一面のなのはな♪って、いったい全部で何回歌われているか?
そう、数えきれないくらいなんですよねぇ。
だって一面に菜の花畑が広がってたら、とても数えきれっこありませんものねぇ。
そんなの数えてたら、とっくの昔に春が行き過ぎちゃいますよねぇ。
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自分が子供の頃には
「オリーブオイル」なんて聞いた事がなかったけど
今では、メジャーなオイルになりましたねぇ❕
オリーブと言えば・・
やっぱり❕
アニメのポパイだねぇ❕
毎回ストーリー展開は同じだけど
テレビで子供の頃、よく見ていたな~ぁ⤴
いつも思っていたのが
外国(アメリカ)には缶詰のほうれん草が有るのか❕
と、不思議に思って見てました。
ぼくもポパイにゃあ憧れました。
しかし未だにホウレン草の缶詰は見たことありませんねぇ。
天気予報でも昨日から花粉情報が入るようになりましたね。ボクも今のところはまだ大丈夫ですが、突然かかるらしいので油断はできないですね。でも、コロナが現れたので花粉君も「コイツは強力なライバルやな~」と思っているに違いありません。ところで、オカダさんがDJをされていた頃は年賀状の余りを消費できたのですが最近はリクエストハガキに使うことも出来ません!
毎年写真入りの年賀はがきでしたねぇ。
リクエストのメッセージを読ませていただく愉しみよりも、今年はどんな写真だろうと拝見するのを楽しみにしていたものです。
今からの時期 菜の花が咲き始めますよね⁈ 寒い日が続いても菜の花を見かけると なんだかほんわかして もうすぐあったかくなるのかなぁ〜って思ってしまいます。
偶然だけど 今日の夕食の一品が菜の花のおひたしなんですよ。
食卓にも ちょっとずつ春かなぁ〜( ◠‿◠ )
そうやって季節を感じるのっていいものですねぇ。
これからは山菜の登場を今か今かと待ち侘びる日が続きます!
いちめんのなのはな
行きたくなりますね。
「くしゅん」
そうそう、花粉症もついでにやって来ちゃいますねぇ。
若い頃から花粉症。この季節は薬を飲んで何とか和らげていた。けど今年はまだ飲んでない。そう言えば去年も飲んでない。コロナのどさくさで花粉症が治った(?)のなら嬉しいんだけど(*´∀`)
ぼくは花粉症ってか、アレルギーの薬を一年中飲んでいますが、ここ2~3日前くらいから、時折り花粉症のくしゃみと鼻水が!
ちくしょーっ!