先日桑名の料亭で、蛤のしゃぶしゃぶにありついた。

沸騰した薄味の出し汁に、活け蛤をさっと潜らせ、煮えきらぬうちに、半生状態で戴く。

付け垂れや調味料は、もちろん一切無し。
蛤自らが醸し出す、天然の旨味だけを、想う存分味わうのだ。
ふくよかでしっとりとした身は、何物にも例え難い食感で、この上なく格別である。

それを戴くには、熟練の仲居の、絶妙な箸捌きが欠かせない。
蛤を鍋から上げる瞬間が、早過ぎても遅過ぎても、程よい身のプリプリ感を損なうからだ。

桑名の赤須賀漁港に揚がる蛤は、一目で見分けが付くと仲居が言い張る。
蝶番を上にして眺め、他の産地が「ハ」の字なら、桑名は「ヘ」の字だと。

岐阜県内を悠然と流れる、木曽、長良、揖斐の大河。
やがて一つに結ばれ、伊勢湾へと注ぎ込む。
三川が山の養分を、惜しみなく伊勢湾へと運び入れ、蛤はその恵を享受し身を肥やすのだ。
だとすれば、桑名の蛤は桑名だけのものにあらず。
源流から河口へと、滔々と恵みを運ぶ、治山治水あっての物種。
美濃との合作と言っても過言ではない。

そもそも南濃と北勢は、三川がもたらす恵みの一方で、古来より水との戦いを、強いられ続けて来た。
そんな想いに耽ると、何故か貝殻までもが愛おしく想われ、矯めつ眇めつ眺め回したくらいだ。
蝶番で結ばれた、この世にたった一組きりの二枚貝。

世の夫婦も、そうありたいと心と心を結う。
だが、これほど解け易いものもない。
だから「女が黄昏ようと結ぶ」と書き、結婚と呼ぶのだろうか。
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蛤しゃぶしゃぶ!
初めて聞いた!食べて~~ぇ⤴
貝好きにはたまらん⤴
回転すしに行くと必ず食べるのが・・貝の握り!
そして、絶対食べるのが「エビアボカド」
美味いよね~~ぇ!
なんてったって日本人は、海鮮もの好きですからねぇ!
でもぼくは、なぜかお酒を飲むときには、海鮮ものが食べられないんですよねぇ。
ってか、酔いが早いって言うのか?
なんと豪華な!
蛤のしゃぶしゃぶ 食べた〜い!
私も海鮮大好きな日本人のうちの一人です( ◠‿◠ )
いつか絶対に食べてみなければ!
蛤食べてお酒を飲んで…また蛤食べて エンドレスかな⁈ (笑)
オカダさんは 海鮮よりお肉でしょ( ◠‿◠ )
お肉に揚げ物はもちろん大好きですが、海鮮ものも大好物ですよ。
❖ 蛤のしゃぶしゃぶ ❖
三重に住んでいた事がある呑み友が 『もう1度食べてみたい!』って言っててましたね 〜 (。◕‿◕。)
蛤のお吸い物は祝い膳に欠かせない1品
最後に父が作ってくれたのは息子の百日のお食い初めの時でした
(◠‿・)—☆
★ 落武者殿に続き 私も 1週間前 コロナワクチン接種2回目を無事に終える事が出来ました ♥ ホッ
職域接種で 皆さんよりも ひと足お先に接種していただき、次の日も有休扱いと、本当に有り難いです (θ‿θ)
2回目の接種後 翌日の午後から微熱や筋肉痛 倦怠感は3〜4日ありました。
同じ時間帯に接種した20代の女子は 3時間後に 熱が出て早退 (@@)
ワクチン接種が済んでも マスク 手指のアルコール消毒 密を避ける生活スタイルは変わらず です ヽ((◎д◎))ゝ
ぼくも死ぬまでにもう一度、蛤のしゃぶしゃぶを心行くまで堪能したいものだと、夢を持ち続けています。