「君にサヨナラ」

今日の弾き語りは、ぼくが17歳の頃に作った「君にサヨナラ」です。

この曲を始めて皆様の前で歌ったのは、17歳の春。

どうしても「自分のコンサートがやりたい!」と、ただそれだけで右も左もわからぬまま無謀にも開催をした、「おかだみのるです。初めましてコンサート」でした。

当時は、山平和彦氏の弟子の端くれとして、「山平和彦とマイペースのキャラバンコンサート」に同行しては、ポスター貼りやらチケットのモギリに、楽屋のケータリングなどをやらせていただいていたこともあり、師匠たちを真似てそんな無謀なコンサートを企画してしまったのです。

確か入場料は700円くらいだったでしょうか?

高校の同級生が手伝ってくれたものの、毎日毎日チケットなんて一枚も売れず・・・。

そりゃあ全く無名の者のコンサートのチケットなんて、ご奇特にも買ってくださる方は、そうそうおいでになるはずもありません!

ほとほと困り果てていると、ある日突然プレイガイドでチケットが売れ始めちゃったんです!

「ええっ、急にどうしちゃったんだろう?」と、同級生と頭をただただ捻るばかりでした。

そんな急展開の理由は、山平和彦さんのバックバンドとして行動を共にしていたマイペースにありました。

ぼくのコンサートを企画する少し前に、マイペースの3人が山平さんから独立し、デビューしたばかりで、ゲストとして来演いただけることになっていたのです。

すると毎日毎日チケットが売れず、頭を抱えていた頃、マイペースのデビュー曲「東京」がヒットチャートを鰻登りの勢いで、ベスト10にランクインし始めちゃったからさあ大変!

そんなこんなで、あくまで名目上はぼくのコンサートではありましたが、マイペースの「東京」を聞きたさに、マイペースファンの皆さんがコンサートチケットをご購入くださったというわけで、旧愛知県中小企業センターのホールは満席となったという、まあ笑うに笑えないエピソードのあった、そんなコンサートで歌った曲です。

その後はご縁があって、名古屋のラジオ局のT局さんやC局さんの番組でも、何度か歌わせていただいた、思い出深い曲でもありました。

が、しかし!

40年以上も前の曲のため、メロディーは何とか覚えていたものの、どんな歌詞だったかがさっぱり思い出せないままでした。

ところがある方が、40数年前のLiveのカセットテープの音源をお持ちで、それをお借りして聞き返し、歌詞を自分の曲ながら自分で書き写したという、情けなさもありました。

まあなんせ、楽譜が読めない、そして書けもしないぼくにとっては、唯一記憶だけが頼りのオリジナル曲なのですが、どんどん老化現象かすっかり思い出せなくなってしまっています(笑)って、笑い事じゃぁありませんよね。

今日はそんな曰く因縁満載の「君にサヨナラ」お聴きください。

「君にサヨナラ」

詩・曲・歌/オカダ ミノル

誰にも別れのサヨナラ 告げずに一人で この街出て行こう 次の電車で

二人で暮らすと誓った この街の中 走る電車の窓から 君にサヨナラ

 ああ 今すぐにでも 君を連れに戻りたいんだ

 ああ きっといつか 迎えに来るから 今はサヨナラ

電車の窓ばかり見て 泪こらえて 君の想い出たどる 君におやすみ

君は良い人見付けて 幸せになるんだよ 二人の街捨てて ついて行きなさい

 ああ 今すぐにでも 君を連れに戻りたいんだ

 ああ きっといつか 迎えに来るから 今はサヨナラ

 ああ 今すぐにでも 君を連れに戻りたいんだ

 ああ きっといつか 迎えに来るから 今はサヨナラ

★先日、愛知県のももかさんから、「6月13日はイブ&カメさんのお誕生日です。ぜひお祝いの歌をお願いします」とメールをいただきました。もちろん喜んで!イブ&カメさんとは随分お目に掛っておりませんが、きっとお元気の事と思います。いつものようにささやかではありますが、イブ&カメさんのお誕生日のお祝いをさせていただきます。おめでとうございました!

★毎週「昭和の懐かしいあの逸品」をテーマに、昭和の懐かしい小物なんぞを取り上げ、そんな小物に関する思い出話やらをコメント欄に掲示いただき、そのコメントに感じ入るものがあった皆々様からも、自由にコメントを掲示していただくと言うものです。残念ながらさすがに、リクエスト曲をお掛けすることはもう出来ませんが…(笑)

今夜の「昭和の懐かしいあの逸品」は、「父の日の思い出!」。ぼくの子どもの頃は、まだまだ父の日なんて、どうにも影が薄かった気がいたします。でも今でも、母の日の盛大さに比べ父の日は、なぁ~んとなく申し訳程度の付け足しのような感は否めませんよねぇ。でも子どもの頃一度、父にプラスチックの煙草ケースをプレゼントした記憶があります。

当時の父は、「いこい」だったか「しんせい」!

いつも父のシャツからは、煙草の煙が沁みついた匂いがしていたものです。ですから両親の墓を詣でると、線香の脇に火を付けた煙草1本を忘れずにお供えしています。

今回はそんな、『父の日の思い出!』。皆様からの思い出話のコメント、お待ちしております。

このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「君にサヨナラ」」への17件のフィードバック

  1. 今晩は。

    ・6/15(月)動画(君にサヨナラ 弾き語りバージョンとhappybirthday イブ&カメさん)を、見ました。

    ・君にサヨナラ 弾き語り良かったです。素晴らしかったです。

    ・君にサヨナラは、17歳頃に作った歌だったのですね。 私は、知りませんでした。 動画を、見て知りました。 歌詞が良いですね。 私の好きな曲です。
    オカダミノルさん ライブのカセットが、有って良かったですね。 君にサヨナラは、思い出深い曲だったのですね。

    ・イブ&カメさん6/13誕生日おめでとうございます。良い事有ります様に。

    (テーマ)父の日の思い出
    考えて見ました。
    ・父の日の思い出は、印象に残る事は、無いですね。
    ・家は、父の日に特別にお祝いを、やっていません。
    ・私は、父の日にプレゼントを、あげた事は有りません。 父は、煙草を、吸います。煙草を、プレゼントであげた事は有りません。
    ・携帯の充電器を、父にあげました。
    (以前 父が会社に携帯の充電器を、忘れた事が有りました。その事が有ったので、私は、携帯の充電器を、父にあげました。)

  2. 我が家は昔から、家族でプレゼントを贈るって事はしないので、スイーツを買ってきて、みんなで食べるって感じです。
    父の好物はお餅とあんこ、この二つがあらば大丈夫。娘としては、安上がりで助かります(笑)

  3. 父の日は殆ど居なかったですね。山に泊まりの仕事でしたからプレゼントをした記憶もないです。「バナナが食べたい」とお土産の記憶は残っていますよ。甘くて柔らかいバナナが父の日の想い出の代わりでしょうかね。

    1. わかるなぁ!
      ヒロちゃんのお父さんって、無口で武骨ながら、きっと誰よりも優しかったんだろうねぇ。

  4. 若干17歳の時に この詞を書いたなんて… もうビックリ!
    その年齢で既に大人の機微に触れたとか?
    想像の世界だったとしても凄過ぎる。
    天から言葉が降ってきたのかな?(笑)
    マイペースの『 東京 』聴いてみてビックリ。知ってます!
    「東京へは もう何度も行きましたね〜」♪ ♪ ♪ 懐かしかったです。
    悲しいかな 誰にでもある老化現象。
    私は 毎日計算ドリルに取り組んだり 身体を動かしたり 太陽と風を浴びるようにしたり…。
    進行しないようにささやかな抵抗をしております(笑)

  5. 21日(日) 父の日ですね。
    小さい頃の記憶は思い出せないけど 高校生ぐらいの頃からは おこづかいでポロシャツや靴下を買った思い出はあります。ここ数年は 父の大好きなお刺身やお寿司にビールやお酒を添えて届けるようにしてます。
    昨日 私が作ったカレーを持って行ったら「俺はカレー嫌いなんだ!」と衝撃発言。 え〜!初耳なんですけど(笑)
    インドカレー好きだったのに〜。
    どこかが何かが変化してしまった父だけど お寿司とお刺身好きなのは変わってません。
    なので今年も ちょっぴり豪華なお寿司とビールを用意しようと思ってます( ◠‿◠ )

    1. 家の父も、お寿司やお刺身が大好きでした!
      母の墓参りの帰りは、いつも父と二人で海津の鰻屋さんで鰻丼を頬張ったものです。
      もちろん母の思い出話をしながら!

  6. 「君にサヨナラ」は17歳に作曲された楽曲でしたのですね。随分と大人ぽっく感じます。素敵な楽曲ですね。

    『父の日の思い出!』は小学校で作った焼物で、赤い色で模様が紺色の灰皿です。前に母から持たせてもらったものです。

    1. そりゃあお父様は、心の中できっと泣けたことでしょうねぇ。
      もちろん嬉しくって!
      だってそんなの、お宝ものですって!

  7. この後、しばらくしてCBCラジオ「星空ワイド・今夜もシャララ」に「秋田の蓄音機」として出られたのでしょうか?

    1. 違うって!
      秋田の蓄音機ってぇのは、ぼくのアパートに転がり込まれた、秋田出身のH.Iさんですって!

  8. 「父の日の思い出」
    たばこの写真のハイライトの色づかいが懐かしいですね。
    父がたばこを吸っている時に
    煙のドーナッツを作ってもらえると嬉しかったです。
    そんな事を思い出しています。
    ありがとうござます。

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